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人工股関節全置換術とは

GUM06_PH03022従来は関節痛の治療は薬物療法などが主で、積極的に手術が行われることはあまりありませんでした。

しかし、医学の進歩が関節痛の手術にも恩恵をもたらして、画期的な手術が行われるようになってきました。関節痛の手術はリスクが伴うものの驚異的な速さで回復して、手術後2,3カ月でほぼ発症前の状態に近づけるまでになっています。

 

そんな画期的な関節痛の手術に「人工股関節全置換術(Total Hip Arthroplasty:THA)」があります。

この手術が行われる関節痛には変形性股関節症や関節リウマチなどがありますが、大腿骨頭壊死や骨折などが原因で変形してしまった関節に対しても行われます。

この手術は、変形や損傷をした関節を、手術で人工関節に入れ替えるというものです。

人工関節の素材には、金属やセラミックやポリエチレンなどが使われています。この人工股関節に入れ替えることで痛みが消えるばかりでなく、短く変形した下肢を1-2cm程度長くすることができ、関節痛で思うように動けなかった患者さんも歩行能力を回復しています。

患者さんの年齢や骨の形状、骨の質など、患者さんの状態に合わせて骨セメントが使用される場合と、あるいはセメントは使わずに動かないように直接骨に固定する方法で行われる場合とがあります。

この人工股関節全置換術の所要時間はおよそ2~3時間程度ですみます。

感染防止がしっかり完備したクリーンルームで行われます。他人からの輸血のリスクを避けるために、手術の数週間前より患者さん本人の血液を摂取保存しておいて、手術の際には本人の血液を輸血しますから、輸血での副作用がありません。

股関節の悪い患者さんに行われるこの人工股関節全置換術は、股関節痛の患者さんにとっては多くの恩恵をもたらす半面、年月が経つと入れ替えの再手術になる可能性もあります。

20年の経過で約60%の患者さんが再置換手術を受けているとも言われています。とはいえ、1~2ヵ月の入院で、ほぼ元通りに復帰できるのですから、この手術の効果は大きいといえます。

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